卒業生、活躍しています(社会福祉学科)~中村真一さん~
本日、伊丹市での高齢者虐待に関する研修会で、卒業生の中村真一さん(1998年度卒、野村庄吾先生ゼミ)にお会いしました。そこで、いつものようにインタビューさせて頂きました。
Q.どうして福祉の仕事をしようと思ったのですか。
A.「人の役に立ちたい」「困っている人の相談にのったり、世の中のためになりたい」と思ったからですね。
ただ、大学生の時点では、どんな仕事をしたいのかが曖昧でした。それで卒業後はフリーターを2年ほどしました。その間に、「自分は人のために働くために福祉を勉強していたんだ」と自覚して、福祉の仕事に就こうと思いました。最初は特別養護老人ホームの介護職を3年、デイサービスの相談員を8年、その後伊丹市役所に入って、3年間は生活保護を、その後は地域高年福祉課に勤務しています。
Q.現在のお仕事について教えてください。
A.高齢者の福祉に関する相談にのったり、高齢者虐待の対応、成年後見制度、養護老人ホームの措置、そのほかいろいろな仕事をしています。
Q.福祉の仕事の面白さ、やりがいを教えてください。
A.福祉の仕事は難しい仕事です。大変な仕事ではあるのですが、大変な思いをして自分がその問題に取り組んで、支援がうまく軌道に乗って、困っていた人が助かれば、やりがいを感じます。
処遇困難なケースはたくさんありますが、支援がうまくいけば、人の役に立ったと感じます。その人が幸せになってくれて良かったなと感じます。それがあるから、大変な仕事でも頑張れるんだと思います。
Q.これから福祉を学ぼうとする人にアドバイスをお願いします。
A.福祉って座学の勉強だけでは身につかない部分が多いんです。
例えば実習に行ったりすることで、現場でいろいろなケースにあたって学んでいくことができます。大学で勉強して、社会に出て福祉の仕事についたとき、そこでいろいろなケースにあたっていく中でさらに勉強していくことが一番いいと思います。
(記:福富昌城教授)