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卒業生、活躍しています~山岡秀明さん~

卒業生、活躍しています~山岡秀明さん~

本日(8月31日)、京都府の認知症リンクワーカー養成研修で、卒業生の山岡秀明さん(2008年度卒)にお会いしました。そこで、いつものようにインタビューをさせていただきました。

Q.どうして福祉の仕事をしようと思ったのですか。

A.社会福祉学科を卒業して、京都市内の特別養護老人ホームに就職しました。その中で、施設に入所する以前の、在宅で生活している人の支援をしたいと思うようになりました。社会福祉士の資格が取得できたので、京都府北部の自治体の社会福祉士の求人に応募して、転職しました。現在は地域包括支援センターに勤務しています。

Q.現在のお仕事について教えてください。

A.地域包括支援センターでは、要支援の方の支援をしたり、介護支援専門員さんからの困難事例の相談や、虐待ケース支援など、さまざまな仕事をしています。

地域に出向き、サロンなどに顔を出して、地域の課題を伺ったり、要支援の方の対応では、ご本人が話しやすいように信頼関係を築き、長い付き合いになるように、そして家族全体を見てアセスメントをすることを心がけています。

虐待ケースの対応は難しいですが、助けを求めている人はもちろん、虐待をしている側への支援も大事です。虐待の原因を取り除いていかないと、虐待はなくなりませんから。

Q.福祉の仕事の面白さ、やりがいを教えてください。

A.利用者さんに関わり、その方の問題が解決したり、ご本人が生き生きとして自分の目標をみつけ、「今度はあれがしたい」とおっしゃると、よかったなと思います。

Q.これから福祉を学ぼうとする人にアドバイスをお願いします。

A.その人の最後の時期の生き方を良い方向に向けられるお手伝いをする仕事です。その人の生き方に関われる、これは他の仕事にはないことだと思います。私たちの支援のあり方で、その人の人生の最後の時期が変わってしまうと思うと、慎重に支援しなければなりませんが、最後の時を「よかった」と思えるように支える、すごい仕事だと思います。

(記:福富昌城教授)

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