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大学のメールアカウントが不正にアクセスされたと思われる事案に対する第三者調査委員会の報告書の提出について

 20211115日、花園大学拈花館(ねんげかん)講師控室に、社会福祉学部児童福

祉学科X准教授の送受信メールの一覧表と推測される印刷物が放置されていたことを同学

Y教授が発見した。花園大学は直ちに本件について調査を開始し実態の解明に努めたが、

129日、不正アクセスを確認することができなかったことが磯田学長に報告された。

 2022112日、Y教授及びX准教授から磯田学長に対し本件の再調査と大学による

安全配慮義務の履行を求める申立書が提出された。

同年44日、花園大学は市橋克哉、中村素典、井戸清隆で構成される第三者調査委員

会を設置し、本件の調査と本件事案から大学が学ぶべきことを報告するよう求めた。

 同年711日、第三者調査委員会は調査結果を市橋克哉座長から磯田学長に報告した。

報告書は別添資料のとおりであるが、その結論は次のとおりである。

 講師控室の複合機周辺に放置された「一覧表」を証拠として保全したことから、第三者調

査委員会は、講師控室の複合機による「一覧表」の作成方法、講師控室の複合機による「一

覧表」以外の「印刷物」の作成方法、「一覧表」の電磁的作成方法、および、添付ファイル

つき転送メールの作成方法については、どのような方法がそれぞれ用いられたかについて、

一定の解明を行うことができた。

 しかし、大学のメールサーバーに対する不正アクセスの方法、および、申立人の自宅のPC

等に対する不正アクセスの方法については、数多くの可能性に関する個別具体的で詳細な

調査を第三者調査委員会は行ったものの、残念ながら、証拠となる種々のログが残っていな

かったり、管理者アカウントの管理に不適切な点は見つからず、不審なアクセスも確認され

ていなかったりなどで、その解明を阻む制約となった。

 第三者調査委員会の報告を受け、花園大学は第三者調査委員会の報告書で提言されている

情報システム運用の改善及びその改善に実効性を持たせるための対応を誠実に履行する

ことにより、大学としての責務を果たしてまいりたい。

第三者調査委員会報告書(全文).pdf

HP写真.JPG

報告書受領式 (左)磯田文雄学長 (右)市橋克哉座長

HP用写真2.JPG

左から 栗原正雄学園長 市橋克哉座長 磯田文雄学長 石田斉事務局長