大学の理念

大学の理念

総長・学長挨拶

総長挨拶

本学の建学の精神は「禅的仏教精神による人格の陶冶」です。その目的は臨済宗の宗祖である臨済禅師が「随処に主と作れば、立処皆な真なり」と言われるように、どの様な状況であっても主体的に行動できる、自立性・自律性を養成することです。換言すればそれは、一人の人間としてこの世に生を受けたことの意味や自己の尊厳を自覚し、「自分の生活も他人の生活も大切にする」ということです。

仏教者には、現代社会における多様な問題に如何に対応し、貢献するかが問われています。

本学には、そのための知識と技術と行動力を養うための講座や実習が用意されており、これらを体系的に履修することで、現代社会の様々な課題に応え得る智慧を身につけることができます。

宗門や社会に貢献する寺院後継者、また社会に貢献し地域と共に歩む人材を育成するこれらの学科は一見異なって見えますが、根底に流れるものは「禅のこころ」に他なりません。

2018年4月3日

花園大学総長  横田 南嶺

横田総長が担当している講義「禅とこころ」のページはこちら

学長挨拶

花園大学の建学の精神は「禅的仏教精神による人格の陶冶」です。その目的は、どのような状況であっても主体的に行動できる自立性・自律性を養成することです。

花園大学は1872(明治5年)年に妙心寺山内に創建された「般若林」に始まり、2022(令和4)年に創立150周年を迎えました。まさに、明治4年に廃藩置県が行われ明治政府が名実ともに国民国家として確立したその翌年であり、「学制」が公布され日本に近代的な学校制度が導入された年でもあります。

「学制」が目的とするのは「人々みずから其身を立て、其さんを治め、其ぎょうさかんにする」こと、すなわち、「学制」でいう立身とは、建学の精神で謳っている自立性・自律性なのです。

また、人は一人では生きていけません。生きるということは、他者とかかわりあう中で営まれるものです。このため、花園大学は「自己を知り、他者を受け入れ、社会に貢献する人間を育成」します。

さらに、花園大学はSDGsの「誰一人取り残さない~leave no one behind~」を基本に、学生一人ひとりを大切にしたていねいな教育に取り組んでいきます。大学においても多様性が増しています。多様性は社会的経済的活力の源泉であると言われています。花園大学は多様性を包摂し「誰一人取り残さない」活動を展開します。

2024年4月1日

花園大学長 磯田 文雄