大学院
文学研究科仏教学専攻(修士課程)
人材の養成に関する目的
その他の教育研究上の目的
臨済禅を中心にした禅仏教の教育研究を推進し、仏教学の研究法と優れた専門知識を身につけた人材を養成する。
文学研究科仏教学専攻(修士課程)について
大学院仏教学専攻では、臨済禅を中心に仏教をあらゆる角度から徹底的に研究します。
大学院で専門の学問として臨済禅を学ぶことができるのは世界中で花園大学しかありません。そのため、ここには日本だけでなく、世界中からたくさんの学生や研究者が集まってきます。すばらしい知性と豊富な資料に囲まれ、自由でおおらかな雰囲気に浸りながら、朝から晩まで学問に没頭する、そんな賛沢が許される数少ない場所のひとつなのです。
大学院は修士課程と博士課程に分かれています。ここでは修士課程について説明しましょう(博士課程についてはそちらの案内をご覧ください)。修士課程は2年間です(もちろん延長も可)。入学当時は誰でも学問の素人ですから、一から学んでいかねばなりません。教員に教わったり先輩に聞いたりして、少しずつ勉強の手法を身につけてゆきます。
大学院生には専用の研究室がありますから、そこに集まって学生どうしで話しているだけでもどんどん知識は増えてゆきます。そのようにして禅の世界に触れている間に自分の興味の対象が次第に絞られてゆきます。こんな人について調べてみたい、こんな思想を追求してみたいという思いが自然と涌きあがってくるのです。学問というのはこんなに面白いものなのかと実感するようになるのもこの頃です。そこからあとは一気に専門研究へと突入します。
大学の教員がひとりずつ指導につきますから、そのアドバイスを受けながら思う存分、研究に打ち込んでください。その結果は修士論文というかたちになって現れます。それはあなたが初めから終わりまで一人で作り上げる、あなた自身の知の結晶です。
2年間の研究生活が本当に気に入ったら、そこからさらに上の博士課程に進むこともできます。仏教そして禅の世界には、人をとりこにする底なしの面白さがあります。それは学ぶ者の知性を磨くだけでなく、人間性をもよりすぐれたものへと向上させてくれます。このような素晴らしい世界が京都にあることをもっとたくさんの人達に知っていただきたいと我々は考えています。
このページをお読みになって仏教・禅研究に興味をお持ちになった方は一度大学へご連絡ください。仏教学専攻の教員が直にお話をうかがい、ご相談に応じます。
大学院・研究紹介
「臨済禅」の高度な研究と
実践に取り組む世界唯一の場
大学院仏教学専攻では、豊富な資料を活かし、臨済禅を中心に仏教をあらゆる角度から徹底的に研究します。大学院で専門の学問として臨済禅を学ぶことができるのは世界中で花園大学しかありません。そのため日本だけでなく世界の各国・地域から多くの学生や研究者が集まってきており、クールな“ZEN”を究める場になっています。
准教授
小川 太龍
中国唐代の禅思想と禅宗の修行実践について研究しています。研究対象の中には、現在の臨済宗の修行道場で用いられている公案の淵源となっているものもあります。当時の活き活きとした禅を皆さんと一緒に学んで行きたいと思っています。