保育士養成課程

保育士養成課程について


保育士になるためには、保育士資格を取得する必要があります。
保育士資格は、子どもの育ちのための高い専門性が求められる国家資格です。
また、保育士に求められる役割の幅が広がり、児童の保育だけでなく、保護者支援、地域の子育て支援を行う専門職として、より重要な役割を担うことが期待されています。そして本学には、保育士養成の学びにとどまらず、視野を広げる多様な学びや、豊かな経験を得ることのできる環境があります。

目次

 

開講科目

社会学、保育学、教育学、福祉学などの各領域のほか、家族支援や地域支援、福祉・教育機関との連携のあり方など、子育て支援の専門家に必要な学びが数多くあります。

 

 

取得可能な資格の種類

保育士として働くには、都道府県に登録を行う必要があります。(在学中に大学を通して登録します)
※保育士登録の申請については卒業年度の10月頃にオリエンテーションを実施します。日程は後日連絡するので必ず出席してください。

学部 学科 資格
社会福祉 児童福祉 保育士

 

保育実習の流れと目標

「保育実習」は保育士資格を取得するための必修科目です。
実習の段階は、観察実習を「基本実習」と位置付け、保育実習を「展開実習」としています。
基本実習は、観察や保育に参加することを中心とし、展開実習は、参加と指導実習(指導計画を立案しそれを実践すること)を中心として行う実習です。
また、実習前年度までに前提科目が取れていないと実習に行くことができません。当該開講科目表の【実習受講資格】を確認してください。
※一部実習費の必要な科目があります。科目名、金額、納入方法等詳細は、「履修登録の手引き」を確認してください。

 

1~3回生(2022年度以降入学生)

科目名 期間 目標
観察実習 1年(夏)/ 3日間 / 必修 ・幼稚園の雰囲気を体験し、園舎や、保育室、園庭の環境構成について学ぶ。
・保育に参加し、幼稚園の状況や一日の流れを理解する。
・幼児のさまざまな活動を観察し、行動やことばの様子から幼児の思いや発達の状況を理解する。
・保育者の援助の実際を知り、その意図について考えることができる。
保育実習Ⅰ(施設) 3年(夏)/ 10日間 / 必修 ・施設の概要および実態を知り、入所児(者)と生活を共にすることを通して、施設保育士としての役割を理解する。
・施設の役割、機能について理解する。
・対象児(者)について理解する。
・職務内容や他の職種との関係について学ぶ。
・施設保育士としての保育の知識、技能を体験的に学ぶ。
・養護、療育活動に部分的に参加し、適切な処遇を配慮できるようにする。
保育実習Ⅰ(保育所) 3年(冬)/ 10日間 / 必修 ・雰囲気や子ども達の様子を知り、保育士の役割について基本的な事柄を理解する。
・各年齢の保育活動を見学、観察する。
・子どもの活動を観察し、記録する基礎を学ぶ。
・保育計画、指導計画について学ぶ。
保育実習Ⅱ(保育所) 4年(夏)/ 10日間 / 選択必修 ・保育実習Ⅰで学んだことを基盤に、保育の方法、技術を深めるとともに、保育観、子ども観、福祉観の確立を目指す。
・一日の指導計画(日案)や部分保育指導案を作成し、保育を行い指導を受けながら、保育技術を学ぶ。
保育実習Ⅲ(施設) 4年(夏)/ 10日間 / 選択必修

※「保育実習Ⅱ(保育所)」または「保育実習Ⅲ(施設)」のどちらか1つを選択すること。

 

 

4~6回生(2019~2021年度入学生)

科目名 期間 目標
観察実習 1年(夏)/ 3日間 / 必修 ・幼稚園の雰囲気や子ども達の様子を知り、幼稚園教諭の役割を体験的に学ぶ。
・施設設備、園庭、保育室、職員構成等の環境について学ぶ。
・園の特徴や教育方針を理解する。
・幼稚園の一日の流れを知る。
・教育課程、指導計画について学ぶ。
保育所実習Ⅰ 2年(夏)/ 10日間 / 必修
※2021年度入学生は3年(夏)
・保育所実習の基礎的段階の実習である。雰囲気や子ども達の様子を知り、保育士の役割について基本的な事柄を理解する。
・各年齢の保育活動を見学、観察する。
・子どもの活動を観察し、記録する基礎を学ぶ。
・保育計画、指導計画について学ぶ。
保育実習Ⅱ 2年(冬)/ 10日間 / 必修
※2021年度入学生は3年(冬)
・保育所実習Ⅰで学んだことを基盤に、保育の方法、技術を深めるとともに、保育観、子ども観、福祉観の確立を目指す。
・一日の指導計画(日案)や部分保育指導案を作成し、保育を行い指導を受けながら、保育技術を学ぶ。
児童福祉施設等実習 3年(夏)/ 10日間 / 必修
※2021年度入学生は4年(夏)
・施設の概要および実態を知り、入所児(者)と生活を共にすることを通して、施設保育士としての役割を理解する。
・施設の役割、機能について理解する。
・象児(者)について理解する。
・職務内容や他の職種との関係について学ぶ。
・施設保育士としての保育の知識、技能を体験的に学ぶ。
・養護、療育活動に部分的に参加し、適切な処遇を配慮できるようにする。

 

 

目指す進路

・保育所 ・認定こども園 ・託児所 ・乳児院などの児童福祉施設
・放課後児童クラブ ・ベビーシッター など