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「児童福祉施設等実習指導」で外部講師による特別授業(6⽉24⽇)

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 児童福祉学科では、これから実施される児童福祉施設等実習に向けて、現在事前学習を進めています。6月24日は、社会福祉法人甲賀学園より溝口紗耶様をお招きしてお話を伺いました。溝口さんは、本学の卒業生でもあり、現在は地域小規模児童養護施設第二鹿深の家でお仕事をされています。この日は、児童養護施設の役割や日々の営み、職員としてのやりがいや楽しさ、実習にあたって大切なことがらなど多岐にわたるお話をいただきました。

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 受講生の感想で一番多かったのは、これまでの授業を通して学んできた児童養護施設に対する知識やイメージが一面的であったことへの気づきでした。施設は生活の場所であること、朝になれば子どもたちが起きてきて、身支度をして、学校に出かけて、夕方になれば帰ってきて、・・・とそれは、私たち自身にも身に覚えがあるような「当たり前」の日常でした。ただ、その「当たり前を当たり前に提供すること」がどれほど大切であるかという言葉が印象的で、私たちの心に響きました。

 食育の大切さについてもとても考えさせられました。子どもがご飯を自分で炊けるようになること、家庭の味や思い出のご飯があること等、大きなことではないかも知れませんが、そこには重要な意味があることに気づくことができました。また、「子どもの背景を考えて関わることの大切さ」や「対人援助職にとって自己開示の必要性」については、具体的な場面と結びつけて考えることができ、実践につなげる視点をもつことができました。

 何よりも溝口さんが楽しそうにお仕事のお話をしてくださり、やりがいを感じながらお仕事をされている様子が伝わってきて、大学生時代を見守っていた教員の立場としては大変嬉しい時間でもありました。学生のみなさん一人ひとりが溝口さんのお話から学んだことを生かして、これから行われる実習をより良いものにして欲しいと願っています。貴重なお話をしてくださった溝口さん、本当にありがとうございました。