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教員一覧

文学部 日本文学科

下野 健児 SHIMONO Kenji

職名

教授

専門分野

東洋美術史、中国書法史・日本書道史、書道理論

研究領域・テーマ

草書の歴史
狂草書法の展開
墨書と刻書
書のみかた(書とはどういう芸術か)

下野 健児

研究者からのメッセージ

大学院以降、美術史学の観点から中国書法作品の研究を行ってきました。ある作品がなぜそのような書風でその時代に表れたのか、それが後の時代にどのように影響を与えてきたのか、を考えています。最近は書を学ぶ学生以外の人々ともお話する機会が増え、「書とはどのような芸術なのか」をできるだけわかりやすく説明するにはどうしたらよいか、試行錯誤を続けています。

略歴

1988年3月
奈良教育大学大学院修士課程美術教育専攻修了
1990年3月
京都大学文学研究科博士課程前期修了
1992年3月
京都大学文学研究科博士課程後期退学
1992年4月
京都大学文学部助手
1995年4月
花園大学文学部助教授
2006年4月
花園大学文学部教授(現在に至る)

学位

  • 修士(文学)京都大学  1990年3月
  • 修士(教育学)奈良教育大学 1988年3月
  • 学士(教育学)奈良教育大学 1986年3月

所属学会

  • 書学書道史学会
  • 美術史学会
  • 美学会

主な授業科目

  • 中国書道史Ⅰ・Ⅱ  日本書道史Ⅰ・Ⅱ
  • 書道概論Ⅰ・Ⅱ
  • 書道演習AⅠ-Ⅰ・AⅠ-Ⅱ
  • 書道演習BⅠ-Ⅰ・BⅠ-Ⅱ

主な著書・論文等

「書のみかた―の中に何を見るのか?」花園大学文学部 研究紀要 第 53 号 (2021年3月)
「刻書と墨書 ―何故我々は拓本を臨書できるのか?」 『美術フォーラム21』Vol.39 一般社団法人美術フォーラム 21 醍醐書房 (2019年6月) 
「中国書法から見た「秋萩帖」草仮名書法について」今野真二編 『秋萩帖の総合的研究』 勉誠出版 (2018年10月)
「コンピュータ時代における「書く」ことの意味」『中国 21』第 47 号 愛知大学現代中国学会 (2018年1月)
「書における「手本を写す」ことの意味 ―臨書と摹書の構造について」『美術フォーラム 21』Vol.31 一般社団法人美術フォー ラム 21 醍醐書房 (2015年5月)
「三国・南北朝の書」(単著)(小学館『世界美術全集 東洋編3』、2000年11月)
「明」(単著)(世界思想社『中国書法史を学ぶ人のために』、2000年9月)
「書の本流―王羲之・孫過庭・米芾」「行書・草書 個性の展開―蘇軾・黄庭堅・祝允明」(単著)(昭和堂『中国の美術』、2003年10月)
「書のかたち」(単著)(花園大学日本文学論究第2号、2009年12月)