2017年度京都学講座、最終日の様子
今年度の京都学講座は、「京と旅・交流」をテーマとして、8月1日から8月3日までの3日間にわたり、一日二部構成、計6回の講義を開催しております。京都をめぐる人・文化・政治について学ぶ3日間、最終日の今日は300名を超える来場者がいらっしゃいました。
第一部で国際禅学研究所の瀧瀬尚純氏より「栄西の旅―臨済禅の求法と弘法」というタイトルで、臨済禅を広めるために九州、京都、鎌倉と全国を行脚した栄西の事蹟を、彼の記した『興禅護国論』での記述をたどりながら、禅の復興を目指した様子を解説していただきました。
第二部では国際日本文化研究センターの呉座勇一助教より「応仁の乱を再考する」というタイトルで、11年にもわたる大戦乱となった応仁の乱、その発生から終焉まで、世に流れる通説に対し様々なアプローチからその真偽を解説していただきました。
三日間にわたり開催された花園大学2017年度京都学講座、700名を超えるみなさまにご来場いただき誠にありがとうございました。どうぞ来年の京都学講座もご参加ください。お待ちしております。