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花大・福祉スピリッツを先輩と語る集いを開催しました

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花大・福祉スピリッツを先輩と語る集いを開催しました

11月17日に「花大・福祉スピリッツを先輩と語る集い」が開催され、在学生が若手先輩の話に熱心に聞き入りました。

花園大学社会福祉学部は、1964年の学科設置以来、多くの現場実践家を排出してきました。今回は、その中でも若手の先輩9名にお越しいただき、現役学生に花大・福祉スピリッツを注入していただきました。

今年度は、現場で管理的な立場におられる2人の先輩から「今、福祉現場に求められる人材とは?」をテーマにお話しがあり、後半は分野別懇談会というスタイルで行いました。

◆第1部 「今、福祉現場に求められる人材とは?~やりがい、待遇、スキルアップ、花大で良かったこと…」

①上埜佳代子さん(くらしのハーモニー・人事担当)

臨床現場で13年の勤務の後、人事研修担当として11年働いてきました。

福祉介護の仕事は、一人ひとり形が違うその人らしい暮らしを考えるクリエイティブな仕事です。

福祉介護業界は2025年には21兆円産業になります。人工知能に置き換えられないのが、人の心を扱うソーシャルワーカーの仕事です。

新卒者の採用はポテンシャル採用、その人の伸びしろに期待します。

法人では、「10年で専門職としてのキャリア形成をする」と考えています。

花大で良かったと思うことは「教職員との距離が近い」「就職フェアで同級生に会える」「友達と久しぶりに会っても同じ価値観で話ができる」ということですね。

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②西田武志さん(障害者支援施設「翼」施設長)

19年実践現場で、重い知的障がい、自閉症の人の支援の仕事をしています。

この仕事は、利用者さんの暮らしの質をどのように高めていくかを考えていく仕事です。また、利用者さんへの支援だけでなく、圏域事業所との連携や地域の学校に出向いての福祉教育など、地域の社会資源にも働きかけることも仕事です。

自閉症はコミュニケーションの障害といわれます。しかし、果たしてそれは本人だけの問題でしょうか?社会の側の受け止め方にも問題があるのではないでしょうか?

援助する/される関係にとどまるのではなく、関わりを通じて社会のあり方を問い直していく、支援を通じて社会に対してアクションを起こしていくことが必要と考えています。

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◆第2部 「花大の先輩になんでも聞いてみよう!」

第2部では分野別グループに分かれて、在学生と先輩が語り合う時間を持ちました。

4つのグループに分かれて、先輩の言葉をたくさん聞かせていただきました。

グループは…

高齢福祉領域       上埜佳代子さん、牛原吾朗さん

障がい・児童領域    西田武志さん、柴田有輝さん、丁春燁さん

社協・行政領域     河野拓也さん、内本諒さん

医療・精神保健福祉領域 大景奈都美さん、吉田一馬さん

各グループでは、在学生からのさまざまな質問に先輩が答える形で、福祉の仕事の実際、日々の仕事で感じていることや大切にしていること、仕事のやりがい、それぞれの領域での課題などを語ってくださいました。

例えば、在学生からはこんな質問があり、それぞれ先輩が丁寧に答えて下さいました。

 「採用試験の内容は?」

 「仕事で大切にしていることはなんですか?」

 「自分より年上の利用者さんとコミュニケーションを取るときに大切なことは?」

 「1日の仕事とプライベートの割合は?」

 「職場の人間関係のつくりかたは?」

 「ストレスはどうやって処理していくんですか?」

 「国家試験の勉強はどのようにしたのですか?」

 「外国人労働者のことをどう考えますか?」 等々

高齢福祉領域 上埜佳代子さん、牛原吾朗さん(高齢者施設、社会福祉法人八起会)

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障がい・児童領域   西田武志さん、柴田有輝さん(児童養護施設 積慶園)、丁春燁さん(障害者施設、京都コリアン生活センター エルファ)

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社協・行政領域  河野拓也さん(京都府社会福祉協議会)、内本諒さん(京都市役所・伏見区役所 子どもはぐくみ室)

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医療・精神保健福祉領域 大景奈都美さん(京都民医連中央病院MSW)、吉田一馬さん(第二北山病院PSW)

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(記:福富教授)