卒業生活躍しています~軸丸政代さん~
卒業生活躍しています~軸丸政代さん~
本日(6月18日)に打合せのために本学、福富研究室を訪ねてくださった軸丸政代さんは、1986年に本学を卒業された卒業生(浜田寿美男先生ゼミ)だったそうです。
本学卒業後は高齢者ケアの仕事を経て、大阪市社会福祉協議会でコミュニティワークの仕事をしてこられました。
そこで、軸丸さんにこれから福祉を学ぼうと考えている人にメッセージを伺いました。
「社会福祉協議会の仕事は、地域のみなさんの思いを形に変えるお手伝いです」
「ちょっと人のことが気になる人、例えば消しゴムを落とした人がいたらその消しゴムを拾ってくれるような人。雨の日には濡れないように、そっと傘を差し向けてくれる人。そんな気持ちを持ってくれる人が福祉の現場に来てくれて、あなたのちょっとした優しさを福祉の仕事に注いでくれたらうれしいです。」
「でも、優しさだけではなくて、キリッと自分を持っている、そんな人に来て欲しいですね」
軸丸さんの勤める社会福祉協議会では、コミュニティソーシャルワーカーを5名配置して、いろいろな制度はあるけれど、それらの制度がうまくフォローしきれないような困り事(制度の狭間の問題)を抱えた人達の支援をしておられます。
今、社会生活を送る上で困り事を抱えた人の相談に乗るのもソーシャルワーカーの仕事ですが、その人達を取り巻く様々な環境(人、モノ、制度、仕組みなど)に働きかけて、さまざまな人達が少しでも暮らしやすい街にしていくこともまた、ソーシャルワーカーの大切な仕事です。
(記:福富昌城教授)