卒業論文口述試問が開催されました
卒業論文口述試問が開催されました
社会福祉学科/臨床心理学科の卒業論文口述試問が、2月10日、12日に行われました。
卒業論文は、4年間の大学生活の集大成です。
この発表会が終わると、あとは学位記授与式、そして卒業です。
卒論発表会は、論文指導をした主査(ゼミ担当教員)ともう一人副査の教員の前で、執筆した卒論の内容を10分間で再構成してプレゼンテーションします。
発表の後は、副査の教員との5分間の質疑応答が待っています。
社会福祉学科の学生は、貧困問題、介護や高齢者問題、子どもの虐待、まちづくりなど、福祉問題に関わるさまざまなテーマが取り上げられており、コロナ禍でも調査に応じてくださった施設職員や当事者への調査を通じて、また文献調査によってそれらの問題について考察していました。
臨床心理学科の学生は、さまざまな心理問題について心理統計調査を用いて分析したり、実習やボランティア活動の経験を元に臨床心理学的な探求を行ったりしていました。コロナ禍もあり、調査研究が難しくなり、文献調査に切り替えた学生もいましたが、例年より深く考察していた印象がありました。
発表の内容からは、一人ひとりの学生の成長の跡が見られます。自分で問いを立て、それについて先行研究を調べ、その現状を把握するためにデータを収集し、それを分析する。こうした体験は、きっと社会人になったときに役に立つと思います。
(記:福富教授、松河専任講師)