大正大学宗教部の皆さまが 国際禅学研究所を訪問されました
2024年11月14日(木)、大正大学宗教部の皆さまが国際禅学研究所を御訪問され、弊所副所長の飯島孝良、弊所兼任所員で仏教学科准教授の小川太龍、地域連携教育センターの西元義貴、弊所スタッフで教務課の長門一輝との懇談の場が設けられました。大学の付置機関としての役割、大学の主導する地域連携行事や宗教教育との接続についてなど、活発に意見交換をさせて頂きました。
国際禅学研究所のミッションというべきシンポジウムや講演会、禅宗寺院の貴重資料・書籍の調査撮影といった基礎研究、公益性の高い禅宗研究綜合電子データベース「電子達磨#3 禅語漢語考釈支援システム」の活用状況、地域連携教育センター事業である「月一坐禅会」「まなび庵」との協力体制、妙心寺派本山行事との関わりなど、主要な活動についてお示し致しました。
また、仏教学科の特徴的な正課授業「接心」の内容について、或いは学生や地域に禅宗の在り方がどのように伝えられているかなど、御質問を頂きました。
大正大学宗教部のミッションとして、東京都豊島区が推進する地域文化創造の方針に連動していくこと、複数の宗派に基づいて成り立つ仏教校としての教育を提示していくこと、研究データベースを運用していく方法の在り方など、多くの点で花園大学国際禅学研究所とも問題意識が共有されるものでした。
教堂や坐禅堂も御見学頂き、花園大学の成り立ちや歴史についても御話し致しました。
遠路はるばる御訪問頂きました大正大学宗教部の皆さまには、この場を以て御礼申し上げますとともに、宗門校としてのミッションについて引き続き交流を持たせて頂ければ有難く考えております。